
「夜勤をやっているんだから、育児も何とかなるでしょ。」
子どもが生まれる前は本気でそう思っていました。
私は看護師として夜勤を8年経験しています。
16時間以上働く夜勤もありました。
朝5時の吐き気がするような眠気。
ナースコールが鳴り続ける夜。
急変対応。
休憩が取れない勤務。
それなりに大変な経験はしてきたつもりです。
だから育児も何とかなると思っていました。
でも実際に父親になって思いました。
育児は夜勤とは違う大変さがある。
そして何度か心が折れそうになりました。
今回は夜勤看護師の私が育児を経験して感じたリアルを書いてみます。👇
夜勤で鍛えられた自分なら大丈夫だと思っていた
正直、自信がありました。
夜勤をやっていると、
「多少寝不足でも動ける」
という変な自信がつきます。
夜中に起きることにも慣れている。
眠い状態で判断することにも慣れている。
だから赤ちゃんの夜泣きくらい何とかなると思っていました。
でも全然違いました。
仕事の寝不足と育児の寝不足は別物でした。
夜勤は眠くても仕事モードになれます。
責任感もあります。
周りにスタッフもいます。
でも育児は家です。
気を張り続けるわけにもいかない。
それでも赤ちゃんは待ってくれません。
その違いを痛感しました。
自分も眠いのに寝てくれない

私が一番つらいと感じたのはこれです。
自分も眠い。
本当に眠い。
でも娘は寝てくれない。
抱っこしても寝ない。
歩き回っても寝ない。
やっと寝たと思って布団に置く。
数分後に泣く。
また最初からやり直し。
このループが続く日があります。
夜勤中の眠気ももちろんきついです。
でも仕事にはやることがあります。
忙しさで眠気を忘れる瞬間もあります。
でも育児は違いました。
眠い状態でひたすら抱っこ。
先が見えない。
終わりが見えない。
「あと何分頑張ればいいんだろう」
そう思ったこともありました。
夜勤には終わりがある
夜勤が大変なのは事実です。
でも終わりがあります。
朝になれば申し送りをして勤務終了。
家に帰れます。
疲れていても一区切りつきます。
しかし育児には終わりがありません。
朝になったから終わり。
夜になったから終わり。
そんな区切りはありません。
離乳食をあげる。
遊ぶ。
おむつ交換。
寝かしつけ。
また起きる。
そしてまた繰り返す。
24時間体制です。
夜勤のときは、
「あと3時間」
「あと1時間」
とゴールを考えながら頑張れます。
でも育児は違います。
ゴールがありません。
それが想像以上に大変でした。
夜勤明けでも育児は待ってくれない
夜勤が終わった日はとにかく寝たい。
それが本音です。
でも子どもは待ってくれません。
離乳食の時間。
お風呂の時間。
遊びたい時間。
全部いつも通りやってきます。
私も夜勤明けに離乳食をあげたり、お風呂に入れたりしていました。
夜勤前もお風呂担当でした。
帰宅して寝るだけではありません。
親になれば当たり前のことです。
でも実際にやると想像以上に大変でした。
特に眠気が強い日はきつかったです。
夜勤明けで頭がぼーっとしている。
それでも娘は元気いっぱい。
その体力についていけない日もありました。
休憩時間が読めない
育児で一番難しいと思ったのがこれです。
休憩時間が読めない。
夜勤も忙しい日はあります。
でも、
「今のうちに水分を飲もう」
「今のうちに休憩しよう」
というタイミングがあります。
育児はそうはいきません。
ご飯を食べようとした瞬間に泣く。
トイレに行こうとした瞬間に泣く。
コーヒーを入れた瞬間に呼ばれる。
完全に赤ちゃん中心で時間が動きます。
この感覚は育児をするまで分かりませんでした。
妻の大変さを初めて理解した
育児をして良かったこともあります。
それは妻の大変さが分かったことです。
子どもが生まれる前は、
「家にいる時間もあるし大丈夫かな」
なんて思っていました。
今思うと完全に甘かったです。
赤ちゃん中心の生活は想像以上に大変です。
自分のペースで動けない。
休みたい時に休めない。
寝たい時に寝られない。
それを毎日続ける。
実際に経験して初めて分かりました。
世の中のお父さんもお母さんも本当にすごいと思います。
看護師なのに子どものことになると慌てる
これも意外でした。
私は看護師です。
仕事では利用者さんや患者さんの変化を見ています。
体調不良にも対応しています。
でも娘のことになると別でした。
少し熱が出る。
少し機嫌が悪い。
少し食欲が落ちる。
それだけで心配になります。
仕事なら冷静に考えられることでも、自分の子どもになると冷静ではいられません。
親になると見える景色が変わる。
そんなことも感じました。
それでも育児を頑張れる理由
ここまで大変なことばかり書いてきました。
でも不思議なことがあります。
それでもまた頑張ろうと思えるんです。
朝起きた時に笑ってくれる。
抱っこすると嬉しそうな顔をする。
昨日できなかったことが今日できるようになる。
そんな瞬間を見ると疲れが少し軽くなります。
もちろん疲れは消えません。
眠い日もあります。
大変な日もあります。
それでも娘の成長を見ると、
「今日も頑張ろう」
と思えるんです。
これは夜勤では味わえない感情でした。
まとめ
夜勤歴8年。
私はずっと夜勤の方が大変だと思っていました。
でも育児を経験して考え方が変わりました。
自分も眠いのに寝てくれない。
休憩時間が読めない。
夜勤明けでも育児は待ってくれない。
そして終わりが見えない。
育児には夜勤とは違う大変さがあります。
どちらが大変かを比べたいわけではありません。
ただ一つ言えるのは、
夜勤で鍛えられたと思っていた私でも、育児では何度も心が折れそうになったということです。
もし今、育児で疲れている人がいたら伝えたいです。
それはあなただけではありません。
私も同じでした。
そして今日も全国のお父さん、お母さん、本当にお疲れさまです。
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